ボルボの粋な計らい

最終更新日2012/11/26
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実はシートベルトの歴史は結構古くて、100年以上前 になります。
1899年のロンドンでおきた自動車事故をきっかけに開発 が始まったといわれています。

そして様々な形式を経て腰を保持するいわゆる2点式の シートベルトが登場します。
(今でいうと、飛行機のシートベルトみたいな形状です)
実にシートベルトの開発が始まってから56年後の1955年 のことです。
そして、現在の形状である3点式のシートベルトが59年に登場します。

その3点式シートベルトを開発したのはスェーデンの自動車メーカーで「ボルボ」です。

日本でも上品なスタイルで特にステーションワゴンなどが 人気がありますが、実は現在の形状のシートベルトの特許は このボルボ社が持っているのです。
しかし、このボルボ社なんとこのシートベルトの特許を世界中の自動車メーカーに無償提供したのです。現在の爆発的な自動車台数の増え方からすると、もし特許料を取っていたら莫大なお金が・・・

この太っ腹な企業のおかげで現在の自動車の安全性が飛躍的に高まったといえます。